カフェで求人票を凝視する人

ボールペンを片手に持ち、
そのボールペンで求人票の文章を
なぞる。

 

大層真剣に、一字一句漏らさぬように読み込んでいる。

求人票は多分人材紹介会社のものである。

 

あの求人票を書いていた人間として思う。

この行為に何の意味もない。

 

あれは、応募喚起のためである。
応募してもらうためのものである。

 

もちろん、法規制や会社ごとの内規に則って書いているものなので、
全く無意味な内容と言っているわけではない。

そうではなくあれは上っ面の情報でしかないということだ。

 

本当に興味があるのなら、
興味があるという時点では応募した方がいい。

晴れて、面接にこじつけたら、
まずはうかることを目的に営業する。

うかったら、条件を確認する。

そうでなければ、本当の生の情報は取れない。

 

いやそれでも取れない。

しかし、事前の文字面の情報より相当にマシである。

手間がかかるなどと思ってはいけない。

 

我々奴隷サイドは騙される運命にある。

そうならないようにどれだけ努力ができるか。

それは行動量でリスクヘッジするぐらいしか
回避方法はない。